|受賞作品|審査員講評|
パナソニック電工賞(関西)
「動く塀の動く生活」
神戸芸術工科大学 デザイン学部 環境・建築デザイン学科
馬場 沙織
あるときはコミュニケーションの触媒として、またあるときは快適な自然の風を住宅に届けるために、通常は動くことのない何気ない塀が可動変化するという考え方は面白いが、その二つの機能に関連性が薄く、提案が散漫になってしまっているのが惜しまれる。しかし、住宅設備が可動することにより、快適かつエコロジーな暮らしを提供するという考え方は、今後の住宅づくりのひとつの方向性を示唆する提案として高く評価した。今後の展開に期待する。